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瀬上沢 春のたより

冬来たりなば春遠からじ

 日本海方面のみならず九州や四国でも大雪とか。で、全国の状況はどんなものか調べてみました。
 1月15日(金)朝9時現在の「積雪深ベスト10」を覗いてみると、上位10地点のうち6地点が新潟県なんですね。あらためて雪国新潟の冬の厳しさを知りました。
 1位 津南  290センチ
 2位 十日町 281センチ
 3位 入広瀬 243センチ
 なお首都圏のスキーのメッカ、川端康成『雪国』の舞台である湯沢は203センチで第9位。雪不足の悩みこそないものの、このところの若者のスキー離れは深刻で、大雪も痛しかゆしといったところのようです。
 さて、20日は大寒。寒さはやわらぐどころかいよいよ本格的ですが、冬来たりなば春遠からじ。瀬上沢通信員のIさんから「春のたより」が届きました。

 ■瀬上沢フォト・レポート
 カメラを持ち歩いていましたが、なかなかいい素材がなく今に至りました。

1.数日前、4年振りにハリガネムシを氷取沢の川の澱みの底の枯れ葉の間に見つけました。
  写真は、水中カメラでないとうまく撮れないでしょう。
  瀬上池に釣りに来る若者によると、瀬上池にはいっぱい生息しているとのこと。
  なにしろ面白い生態を持つ生き物で、私も子供の頃、晩秋カマキリの腹の中にいるやつを
  見たことがあります。その時は腸だと思っていました。インターネットで検索すると、動画まで出てきます。

2.日溜まりの枯れ葉の間には、早くも芹の若葉が伸びています。(写真=今年1月初旬)

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3.ヒメリュウキンカ(姫立金花)、花はまだひと月ほど先になりますが、葉は勢いを増しています。

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タンポポの花にエナメルを施したような艶のある花弁が特徴の花を咲かせます。
園芸種として日本にもたらされたようで、誰かが移植したのでしょうか。
(葉の写真=今年1月初旬、花の写真は一昨年のもの)

4.ナラタケに似たキノコ(写真=今年1月初旬)

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入広瀬って?

大雪地点の第3位で登場した「入広瀬」(いりひろせ)の名、初耳の方も多いのでは?
入広瀬は新潟県北魚沼郡にあった村で、2004年11月1日に小出町、堀之内町、湯之谷村、広神村、守門村との合併により魚沼市に。いずれも上越線沿線の豪雪地帯として知られたところですね。

早蕨の・・・

「冬来たりなば春遠からじ」春風駘蕩と願 いたいところですが、今朝は久方ぶりに10㎝程の氷を見ました。寒い所に住んでいます。
芹の写真を見ていて山部赤人の有名な狂歌 「早蕨の 握り拳を振り上げて 山の横面 春風ぞ吹く」 を思い出しました。
これにあやかって 「蟷螂の 鋭い鎌を振り上げて 民主の横面 萩風ぞ吹く」 とやってみました。新政権へのエール!

元の泥田…

荒家持 (あばらの・やかもち)さんの民主党へのエール?を読んで、ぼくも1首ひねりました。
おぼっちゃまクンは「平成の白河楽翁」どころか、鬼幹事長の前で腰もふらつき気味です。「鳩山の弱き差配に堪えかねて元の泥田の麻生ぞ恋しき」な~んてことにならないよう、しっかり叱咤激励しようではありませんか。
ところでぼくもまた茅屋(ぼうおく)住まいなのですが、かつて年配のご婦人(後期高齢者!)から、「まあ、カヤぶきで寒くないですか?」と真顔で聞かれたことがあります。国語力が弱いのは麻生サンだけではなかったのです。

新年早々の粗相

例の狂歌は四方赤良の作です。時代的にいってもあり得ないことです。
なにしろ四文字だったので四方赤良と入れたつもりで、推敲不足でした。
荒 家持 顔の赤良!

億万長者

「四方赤良(よものあから)」なんて名前、まったく知りませんでした。ひそかに調べると、「大田南畝、蜀山人の別名」とあるではありませんか。やれやれ。それなら名前ぐらい知っています。
それにしても「あばら家」さんの学識には脱帽です。でついでながらぼくも「茅屋(ぼうおく」ではいかにも田舎っぽいし読みにくいので、狂歌をひねる場合、「茅屋面之」(ぼうおくの・つらゆき)またの名を「枯木面之」(かれきの・つらゆき)と名乗ることにします。
ところで「徹底抗戦」からやや軟化したかに見える某幹事長には四方ならぬ四億ものポケットマネーがあったとか。「父親の遺産」と説明しているそうですが、本当? 
とりあえず山上憶良もどきに1首(「クビ」に非ず)ひねってみました。。

 銀(しろがね)も 金(くがね)も玉も なにせむに まされる宝 ダム建設にあり
                             ――億万(おくま)

4文字に要注意

ご謙遜で茅屋とはレトロで、今や贅沢な建物の代名詞になっています。羨ましい限りです。
さて、なぜ間違ったのか、赤の字が入っていたので四方赤良と打ったつもりでいたのではないか、なぞと考えています。しかし言い訳がましく、狂名を「鳥黐 粘」とでもしなければならなくなるのでこの辺で!
それにしても、この狂名は山部赤人と山上憶良を合体し捩ったものではないかと推測しています。何処を見てもその由来が書いてありません。面之さんのご高見は?
それから、お返しいただいた文で、エールの後に?が付けられています。これは!の後に?をつけるべきか迷ったところです。
しっかりしないと、面を剥がれ、支持率に秋風が吹くぞと、叱咤激励の叱咤の割合が強いエールと言ったところです。
ついでに微修正して 「蟷螂の 鋭き斧を振り上げて 鳩の横面 萩風ぞ吹く」 新政権へのエール!?
説明を要するユーモアーは既に失格ですが、これに懲りず、またお付き合いください。
プロフィール

上郷/署名の会

Author:上郷/署名の会
横浜7大緑地の1つ「瀬上市民の森」に連なる瀬上沢はホタルの自生地として知られ、貴重な動植物が生息する自然の宝庫です。またみどり豊かな里山風景を今に残し、古代の製鉄遺跡や江戸時代に使われた横堰などの文化遺産も眠る横浜市民共有の財産とも言うべき緑地です。
その瀬上沢に大規模な上郷開発計画が浮上したのは2005年。瀬上沢を愛し、それぞれに保全運動をしてきた市民は、2007年6月に「上郷開発から緑地を守る署名の会」を結成、開発計画の中止と緑地の全面保全を求める活動を開始し、同年12月、市内全域はもとより全国各地から寄せられた92000筆あまりの署名を添えて横浜市長と市議会に陳情書を提出しました。
2008年9月、横浜市都市計画審議会は計画を承認せず、「上郷開発事業」は中止となりました。しかし地権者でもある開発事業者・東急建設は引き続き「開発の意思」を表明。2012年1月、ついに第3次開発計画の事前相談書を横浜市に提出しました。私たち「署名の会」はあらためてこの開発プランの問題点を指摘、瀬上沢の全面保全を求めて新たな活動を開始しました。
そして2014年1月に始まった新たな動きがいま地域の住環境・自然環境を揺るがす重大な岐路に……。

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